ねるねこ商店

モラトリアム最後の大学4年、寝ているねこの気だるさでお送りします。

コピー機で偽札(パーティーグッズ)を印刷すると警報?

youtu.be

水溜りボンドさんネタの記事ですw

まず動画を見てほしいのですが、見なかった人向けに内容を説明すると

コンビニのコピー機で偽札(パーティーグッズの100万円札)を動画のネタに使おうとしてコンビニのコピー機で印刷するとコピー機から警報が鳴った、というエピソードを紹介する過去の動画がありまして。

今回の動画は、新しく安い家庭用プリンターを買ったので、前回コンビニで印刷して警報が鳴ったお札を、試しに印刷してみると、コンビニのように警報は鳴らなかったいう動画です。(こいつオチまで書きやがった)

 

ちなみに下の動画はその前回の動画です、一年前の動画ですが、未だに多くの再生されている動画だそうです(ちなみに当ブログで一番アクセスを稼いでるのは水たまりボンドさん関連の記事)

お札を印刷したら警報が鳴るというのは、結構よく聞く話なので検索する人が多いのでしょう(笑)ちなみに下の前回の動画は実際に印刷した様子は入っていません。

youtu.be

で本題なのですが

大体の人はこれらの動画を見て、「なんでお札印刷したら警報がなるん?(億万長者の夢が・・・)」「どうやってお札だって見分けてるの?」「なんで偽札でも警報なるの?」

などの疑問が生まれると思います。私なりに調べた結果を解説したいと思います。

 

なんでお札を印刷したら警報が鳴るのか?

これはもう法に触れますし、コピー機メーカーも自社の製品が犯罪に使われたらイメージ悪いから対策しましょうって話です。

 

どうやってお札だって見分けてるの?

これはコピー機にもよると思うのですが、一つの方法として、「ユーリオン」と呼ばれる五つ以上の小さな円形模様がとある法則よってお札に印刷されており、それをコピー機が読み取ることによってお札だと認識されているようです。

日本のお札では

E千円券表面左、額面金額の地紋に描かれたサクラ。裏面右下の地紋。

D二千円券表面上のキク。裏面中央の地紋。

E五千円券表面中央の透かし周辺地紋。裏面左上および右下の地紋。

E一万円券表面上部の地紋。裏面下部の地紋。

ユーリオン - Wikipedia

に模様が入っているようです、確かに手元のお札を見ると黄色い複数の小さな円の模様が入っています。(画像上げるのが怖いからみんなも手元のお札で確認してみてね★)

詳しい原理については「ユーリオン」で検索してください(投げやり)

まあ、「コンビニのコピー機ってお札印刷すると警報なるっていうじゃん、これ機械がユーリオンって言う黄色い丸読み取って認識してるんだって、ほらどのお札にもこんな模様あるっしょw」

というつまんねぇ豆知識が言えるようになったとこで、三つ目の疑問に行きましょう。

 

なんで偽札でも警報なるの?

これは偽札(パーティグッズ)の作り方のせいです。

例えばあなたはパーティグッズを作る会社のデザイナーだとします。給料は思っていたより安く、サービス残業もあり今すぐにでも辞めたい気分です。

ある日あなたは上司から

「俺めっちゃいいこと思いついたんだけどwww100万円札とかあったらウケるっしょ、作ってみてよwwあっ明日までなw」

と言われたとします。

「クソッあの上司、バカな小学生みたいなアイデア出しやがって、しかも明日まで?ふざけんな無理だろ」

そう思いながら、転職活動が難航中のあなたは日銭を稼ぐため仕方なくパソコンに向かいます。

必死に偽札(100万円札)のデザインを作りますが、おもちゃみたいな物しかできません、こんなものでは上司は納得しないでしょう、徹夜をしても期限は刻々と迫ってきます、するとあなたは目の前の安物のスキャナーと手持ちの一万円札に気が付きます。

 

「これだ!」

 

すぐさまお札をスキャンすると

いつも使ってるフリーソフトの画像編集ソフトで手を加えます

 (えーと10000円の丸を2つ増やして、、、壱万円を百万円にして。。。)

 

「出来た!これは間違えなくOKだ!」

 

こうして100万円札は生まれたのであった・・・(そのあと労基に駆け込んだ)

 

~物語の解説~

安物の家庭用プリンター、スキャナーには偽造防止のシステムがないものも多いようです。(だから動画でも反応しなかったのかも)

アドビのPhotoshopはユーリオンを検出すると画像が編集できないようになるようなのでこの場ではフリーソフトを使ったことにしました。(GIMPとか)

 

実際にこれはほんとにある話のようで

portal.nifty.com

架空紙幣というお札に似た架空の紙幣を作っているoloさんが、偽札(パーティーグッズ)のお札について解説している記事なのですが、記事の中で、oloさんは、偽札(パーティーグッズ)は実際のお札を”そのまま使っちゃってる”部分が多くあると指摘しています。おそらくこの”そのまま使っちゃってる”部分の中に「ユーリオン」が含まれていた、というのが「偽札(パーティーグッズ)印刷したら警報なった」の真相ではないでしょうか。

※ちなみにoloさんが作る架空紙幣は本当に凄いので是非見てください。

 

なお、水たまりボンド様「偽札をコンビニのコピー機で印刷してみた」みたいな動画お待ちしております、警報鳴らしちゃって下さい、犯罪じゃないですし、軽く調べた感じ、やってる人いないですよ・・・